始まりを創ろう!

~Every night comes to an end 自分の認識の進化が全ての鍵~

ハンナ・アーレント

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映画『ハンナ・アーレント』予告編

 

こんにちは。

 

哲学者ハンナ・アーレント

 

「貴方は、自らの意思で判断し行動していますか?」

 

この映画を観たとき、こんな人間が居たんだ!とすごく感動しました。

彼女の勇気、自分の主張を一貫して発信することができる人って中々いないので

自ら創造し続けるPositionを選択して表現し続けている。
独立した意思決定を持っている方だなーと。嬉しくなりました。


彼女は14歳でカントとゲーテに心酔、大学では哲学を専攻。
そして
ハイデガー存在と時間)、
フッサール現象学)、
ヤスパース(歴史の起源と目標)、
マックスウエーパー(経済と社会)
など20世紀の歴史に残るな思想家に学んでいた。
ヴァルター・ベンヤミンなどとも関係があって、100冊以上書いている。


この映画は、ナチスの大量虐殺を執行したアイヒマンの裁判に対してのものでもあります。


アイヒマンの事を、彼は悪人ではなく、ただの役人だ。


と言って、ユダヤ人社会からバッシングを受けた方です。
しかし自分自身も強制収容所に入っていたこともあるんですよね。

自分の感情を抜きにして相手の根本を見抜いているところもすごいなーと思うし
自分で考えるということは、こういうことかと思うわけです。

 

人間、自分で考えていると思うけど(私もそうでした)実は誰かの創った世界の中で
決められた範囲の中で選択肢があって、そこに沿って選んでいるだけです。

だから、実は考えていないのです。

自分が創造したものが一つもない世界にいるんですね。
悲しいけど。

では

 

考えるとはどういうことなのか?

 

それを考えさせてくれる映画でもあります。

ハンナ・アーレント

心の底から尊敬しています。


我々の空間に対する現れ方を考えられたらいいなーと。(by 林先生)


ユダヤ人がユダヤ人から大バッシング 2/2

 

こんな時代になったんですね。